誰もが忘れた頃に更新されるセルフヘルプシリーズですが、今回は「努力のしかた」について、ちょっとしたアイデアのご紹介です。「どうしても自分に自信が持てない」「人とくらべて劣っている気がする」というお気持ちを抱えておられる方なら、多少はお役に立てるかもしれません。ちなみにセルフヘルプというのは「自助」のこと。より良い人生を生きるために、自分で自分にできることについてご紹介しています。
いきなり私事で恐縮ですが、12月の繁忙期を乗り切るために11月から朝ランを始めました。この記事の画像は誕生日の朝、海まで走って撮ったものです。「美しい朝焼けに自分の新しい1年を重ねるアーバンライフ」とかいう意味不明ワロスなことを発作的に思いついて走り始めたのですが、実は私、かつて会社員時代に「伝説の方向音痴」と呼ばれたほどの方向音痴エリートなんですよね。人生の方向性は占えるけど地図の方向はさっぱりでしてもう。とうまいこと言ってる場合ではなくて、この日は迷った挙句うっかり遠くまで行き過ぎて体力が尽き、うっかり朝の占い更新の時間までに帰って来られなくなるところでした。東を目指して走っていたつもりなのに、実はそれが北だったなんて……(∪ ´ω` )←伝説
そろそろ「セルフヘルプの話が全然始まらないけど大丈夫かこの人」と思い始めた方も多いと思うのですがご安心ください。俺たちの2017年はこれからだ（意味不明）。で、毎日の朝ランをNIKEのアプリで記録しているのですが、私は累計の距離を見るようにしています。「おお、もう●●kmか。よく走ったな〜」などとほくそ笑んでいるわけですね。1kmあたりのタイムは体調管理としてのみ見ると決めています。自分がいい気分で生きたいからです。
毎日走るとか、定期的になにかを書くとか、ダイエットをするとか、目標っていろいろありますよね。どれだけ努力できたかで自信もつきます。目標を小さくたくさん立てて「できた！」という自己効力感を得ることは、心理学的にもとても大切なことです。でも、「できた／できなかった」だけで何かを頑張り続けていると、しんどくなることも多いものです。できなかった日に自分を責める、これほど“がんばっている自分”“がんばろうとしている自分”を傷つける行為はありません。
何かがんばりたいことがある場合、「できた／できなかった」も大事だとは思いますが、可能であればぜひ、必ず増えていく「積み上げ型の努力」をひとつ、見える化してモニタリングしておくと良いと私は考えています。たとえ今日の自分がどうであれ、過去にがんばったことはなくなりません。それを見える化しておくと、自信につながると思います。この視点で努力を分類すると、下記のようになります。
＜積み上げ型の視点＞
- ジョギングの走行距離
- 問題集を○ページやった
- 勉強時間・練習時間
- 読んだ本の冊数
＜できた／できなかったの視点＞
- 体重
- 早起き
- 節酒
- 勉強
積み上げ型は、いわゆる累計で見る指標ですね。もちろんこれが満たされていれば万全というわけではなく内容の充実度が必須なわけですが、何かをがんばっているときに心が折れ、自信をなくす理由のひとつとして「できなかった」があると思うのです。できなかったことはしっかり向き合い、できるようにしていくことが大切ですけれども、そう考えるにも元気がいります。それを支えるのが、積み上げ型の努力に目を向けて、“見える化”することだと思うのですね。そうして「自分、がんばってるじゃん」という気持ちがあってこそ、「できた／できなかった」も心を平らかにして「じゃあこうしていこう」と、今後に活かす気分になれると思うのです。
繰り返しますが、あなたががんばったことは、今のあなたがどうあれ、絶対になくなりません。結果が出なくても、今日何かができなくても。でも日々は慌しく過ぎていきますから、過去のことは忘れがちです。そして日々が「できた／できなかった」だけで判断されるものになると、人は磨り減っていきやすいです。だからこそ、自分を肯定できる指標を選んで、しっかり見ていくことも大事なんですね。もし可能であれば、今がんばっておられることに積み上げ型の指標をひとつ、作ってみませんか。きっと楽しくなると思います。
折しも師走、1年を振り返って自分の来し方行く末に思いを馳せる人は多いかもしれません。目標を達成できた方はおつかれさまでした、お力を尽くして来られましたね。思うようにいかなかった方も、きっとご自分なりにお気持ちを割いて来られたのだろうと思います。もし、もう少しがんばってみたいなと思ったときは、心のどこかに積み上げ型の努力を見える化しておくと、何かの励みになるかもしれません。ご参考になりましたら幸いです。
（以下宣伝です）
この度、私のスマートフォン向け鑑定サイトがリリースしました。
無料でお試し鑑定もございますので、是非見てみてくださいね。
