グルメ記事を書いている友人が、話してくれたことがあります。
「雑誌のレストラン紹介とかあるじゃん? あれって、みんな良いことばかり書いてあるように見えるけど、まずい店って一発でわかるよ」
「え、どうやって?」と聞いた私に、彼はこう答えました。
「僕たちもプロとしていろんなものを書いているわけだけど、どうしても何も書きようがないお店ってのがあるんだ。言っちゃいけないけど、ありきたりで味も普通、こだわりもない。何を書いたらいいのか迷うとき、経験の浅いライターだと否定語になっちゃう人が多いんだ。『照明は明るすぎず暗すぎず』とか『とんがっていない、ほっとする味』とかね。無意識のうちに」
否定的な発想は、無意識のうちに私たちの中に入り込んでいます。
「ほんとうはこのメニューが食べたいけど、ダイエット中だからこっちかな」
とか。
「成功したい」じゃなくて「失敗したくない」と考えてしまうとか。
「どうせダメだろう」というところから入ってしまうとか、ね。
好きなタイプを聞かれて、「あんまり背が低くないほうがいいな……」「口うるさくない人!」とか、ね。これ、けっこうやっている人いますよ。
SNSで「これキライ」「こういうのは好きじゃない」と発言することがよくある人も要注意。以前も書いたのですが、マイナス思考を残しておくこと自体も良くないものの、自分の発言を振り返ってみると発見があるかもしれません。もし、何か問題提起をしたいのであれば、「キライ」だけじゃなくて発展的な解決法を書きたいものです。「こうだったら好き」といった感じですね。
もはやそれが性格の一部のようになってしまっている人も多いかと思いますが、思ってしまったときに、その都度「考えなおす」という小さなアクションをしてみると、次第に変わってきます。大丈夫、どんなに絶望的な気分のときでも、発想の仕方を変えれば運命は変えることができます。
否定的な発想や否定語は、対人関係(恋愛含め)の運がじわじわと失われていきます。年をとるごとにそれは顕著になります。いってみれば、消去法で人付き合いをするのがクセみたいになっているんですから、それもまた当然でしょう。
今、この記事であぶないことを知ることができたあなたはきっとラッキー。もってますよ! さっ、笑顔でいきましょうね。
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